【アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」、 0次流通市場に関する実行者調査を実施】 およそ7割の実行者が 「Makuake」の実績を活用し、一般販売を実施。 実績活用による販路の拡大や、ファン獲得の場として利用

【アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」、 0次流通市場に関する実行者調査を実施】 およそ7割の実行者が 「Makuake」の実績を活用し、一般販売を実施。 実績活用による販路の拡大や、ファン獲得の場として利用

アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」を運営する株式会社マクアケ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中山亮太郎、以下「当社」)は、0次流通市場に関する実態を把握するために、過去「Makuake」のプロジェクトを実施した実行者を対象に「0次流通市場に関するMakuake実行者調査」を行いました。

 

■調査実施の背景
当社は、2013年に「Makuake」の提供を開始し、これまで2万6千件以上のプロジェクトをサポートしてきました。当初は、クラウドファンディングサービスとして「Makuake」を表現してきましたが、2019年12月より「Makuake」を利用する生活者(以下「サポーター」)や事業者(以下「実行者」)が享受するサービスの実態に合わせて、「アタラシイものや体験の応援購入サービス」とサービスのコンセプトを改めて発表、表現してきました。

「Makuake」では、商品を大量生産する前に先行予約販売を募ることができるため、新商品やサービスのテストマーケティングの場として活用されることが多く、当社はこの市場を1次流通市場である一般販売の前の市場として「0次流通市場」と名付け、発信してまいりました。

 

 

また、コロナ禍において社会情勢が大きく変化する中でも、生活者向け電子商取引(EC)市場規模は拡大を続けています※1。事業者が直接生活者へ商品を販売していくD2Cへの注目度も高まる一方、事業者は新事業や新商品開発を行うにあたり、市場ニーズの把握や販路開拓に課題を抱え、新商品開発に踏み切れていないケースも多いことが分かっています※2。

今回、そうした新事業や新商品開発に課題を感じる事業者に向けて、0次流通市場における「Makuake」の活用がその後の一般販売(1次流通市場)にどのような影響を与えているかを把握すべく、「Makuake」実行者を対象に調査を実施いたしました。

※1 2021年度 経済産業省 電子商取引に関する市場調査
※2 2017年度 中小企業白書

 

■調査結果サマリー
1. およそ7割の実行者が 「Makuake」の実績を活用し、一般販売を実施している
2. 資金集めよりも、テストマーケティングや実績作り、認知獲得にメリットを感じている実行者が多い
3. 「Makuake」での実績が販路拡大のツールに、また需要把握による新商品企画の促進にも繋がっている
4. ファンがつくプラットフォームとしてもメリットを感じている

 

■調査概要
調査方法:   インターネット調査
調査対象:   「Makuake」で過去プロジェクトを実施した実行者
調査実施期間: 2022年8月
有効回答数:  383事業者
調査主体:   株式会社マクアケ

※本調査が一般販売に関する質問を設けているため、飲食店の実行者は今回調査対象から除いています。

 

■調査結果詳細(一部抜粋)

調査回答者(「Makuake」実行者)の属性 に関する質問

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

47都道府県全域に渡り、様々なジャンルにおける中小企業の経営者層の割合が多い
「Makuake」では商品を大量生産する前に先行予約販売を実施できることから、プロダクト関連のプロジェクトと相性が良く、これまで1万3千500件以上に及ぶプロダクトのプロジェクトが実施されてきました。本調査においても、実に99%の回答者が何がしかのプロダクトを作られている実行者でした※。日本には全国各地にものづくり企業がありますが、本調査においても47都道府県全ての地域の、ものづくりをはじめとした多岐に渡るジャンルの実行者から回答が集まっています。
また、実行者の役割・役職についての質問では経営者・取締役が64%と過半数を占め、企業規模の詳細を見ていくと大半が中小企業であることから、中小企業の経営者層の実行者が多いことが分かりました。
※食品を含む。

 

1.「Makuake」実施と一般販売の関係性に関する質問

 

 

 

 

 

 

 

 

およそ7割の実行者が 「Makuake」の実績を活用し、一般販売を実施している
「Makuake」実施後に当該のプロジェクトを一般販売しているかの質問に対し、69%が一般販売していると回答。およそ7割の実行者が、「Makuake」での実績を活用し、一般販売を行なっていることが分かりました。
また、「Makuake」実施が一般販売に活きたかという質問にも67%が「はい」と答えており、一般販売前に「Makuake」を活用することに有用性を感じていることも分かりました。

 

2.「Makuake」実施後に感じたビジネスメリットに関する質問

 

 

 

 

 

 

 

 

 

資金集めよりも、テストマーケティングや実績づくり、認知獲得にメリットを感じている実行者の方が多い
クラウドファンディングにおいて想起されやすい事業者側のメリットとして、「資金調達」が挙げられますが、「Makuake」実行者において「資金集め」の回答は23%ほどで、「テストマーケティング」が62%と3倍弱の回答となりました。続いて「PR・認知獲得」が50%、「実績づくり」が45%、さらに「新規顧客獲得」が37%と、「資金集め」以上にそのほかのビジネスメリットを感じている実行者が多いことが分かりました。実行者が様々な狙いを持って、「Makuake」上でプロジェクトを実施していることが分かります。

 

3.テストマーケティングに関する質問

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Makuake」での実績が販路拡大のツールに、また需要把握による新商品企画の促進にも繋がっている
テストマーケティング活用で得られるメリットの質問では、「実績を営業ツールとして活用できる」が60%と最も多くの回答が集まりました。一般販売をする前に「Makuake」上で実績を作ることができるため、サポーターに留まらず、問屋やセレクトショップのバイヤーなどからの注目度も高くなっていることから、「Makuake」での実績が販路拡大のための営業ツールとして活用できるという回答が多くありました。
次に、「一般販売前に需要予測できる」が54%と続き、一般販売前に応援購入額や応援コメントなどを通して市場や生活者の反応を見られることが、一般販売前のテストマーケティングとしてのメリットに繋がっていることも分かりました。

 

●実行者の声:株式会社インターナショナルシューズ(専務取締役 上田誠一郎氏)

 

 

 

 

 

「Makuake」を実施するまではOEMの商売をしており、BtoC向けの自社ブランドを立ち上げたいと思っていたが、売り方が分からなかった。「Makuake」を実施したことで、多くのサポーターから購入してもらい、新規顧客の獲得にも繋がったし、その実績を見て、新たに販路獲得にも繋がった。良い新商品はないかと「Makuake」を見にくるバイヤーも多いと聞き、「Makuake」での実績がバイヤーの仕入れにも影響していると感じている。

 

●実行者の声:株式会社ナイスデイ(営業本部 迫田宏平氏)

 

 

 

 

 

1次流通市場で、新商品発売後の市場の反応を把握するのに、どうしても時間がかかってしまうことが課題であった。「Makuake」上では、新商品を発表することで応援購入額や応援コメントなどからサポーターの反応をすぐに見ることができる。そのため、すぐに需要などが把握でき、次の新商品企画の参考にすることができるため、テストマーケティングとしてのメリットを強く感じている。

 

4.認知獲得・ファンづくりに関する質問

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファンがつくプラットフォームとしてもメリットを感じている
認知獲得に関する質問では、「新規顧客層を獲得できた」が35%、「顧客が増加した」が26%と、プラットフォーム自体に様々な属性のサポーターが多く訪れているため※、プロジェクトの掲載がこれまでリーチすることのできなかった新規顧客層の獲得や増加に繋がり、メリットを感じていることが分かりました。
また同質問内で「商品や会社のことを深く知っていただけた」が37%と最も回答が多く、プロジェクトページで実施に至る背景や想いを伝えられることにメリットを感じていることが分かるとともに、ファンづくりに関する質問でも「サポーター(ファン)の意見が商品・サービスの参考になった」の次に、「ファンが作れた」や「継続的に応援してくれるファンが増えた」が続き、ファンを獲得する場としてもメリットを感じていることが分かりました。
※ 1300万UU数 /四半期あたり

 

●実行者の声:株式会社本間製作所(WEBディレクター 小片昇氏)

 

 

 

 

 

元々BtoB向け商材の企画・製造・販売を行なっており、生活者向けの新商品発表を「Makuake」で実施した。売上に対しての期待も大きかったが、実施してみると応援コメントなどサポーターからの反応があり、サポーターとコミュニケーションを取っている実感や、応援してくれている実感を得ることができた。2回目3回目と実施を重ねるごとに、継続的なファンも付いてくれた。

 

当社は、今回の調査結果を踏まえ、これまで以上に実行者側のビジネスメリットを理解すると共に、より実行者の方に寄り添ったサービス運営・開発に力を入れることで、ビジョンに掲げる「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」を目指していきます。

※プロジェクト実施に関するお問合せ:https://lp-mk-1.makuake.com/

本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
株式会社マクアケ  広報担当
press@makuake.co.jp
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