マクアケ、一般社団法人ベンチャー型事業承継の協業パートナーに就任 〜アトツギの「Makuake」活用を通して中小企業の事業成長をサポート〜

マクアケ、一般社団法人ベンチャー型事業承継の協業パートナーに就任 〜アトツギの「Makuake」活用を通して中小企業の事業成長をサポート〜

アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」を運営する株式会社マクアケ(以下、当社)は、一般社団法人ベンチャー型事業承継の協業パートナーに就任したことをお知らせします。今後、全国各地の家業後継者による新商品・新サービスを生み出すための挑戦をより一層サポートしていきます。

 

■協業パートナー就任の背景と概要

一般社団法人ベンチャー型事業承継(以下、ベンチャー型事業承継)は、全国各地の中小企業の若手後継者(以下、アトツギ)が、家業の経営資源を活用して新たなビジネスに挑戦する「ベンチャー型事業承継」を普及・支援することを目的として、2018年に設立されました。
設立当初から当社代表の中山が理事を務めており、これまでもベンチャー型事業承継が主催するイベントの審査員や講演などを行ってきました。

そのような中で、アトツギが新商品や新ブランドを立ち上げる際に「Makuake」を活用する事例も増えていることから、今後より多くのアトツギを支援するために、この度、協業パートナーに就任することになりました。
当社は、協業パートナーとして2022年8月27日(土)に開催されるイベント(※1)の最優秀賞に選ばれたアトツギに対し「Makuake」でのプロジェクト実施に向けたサポートを行います。また、当社代表の中山がイベントの審査員を務める予定です。

 

■アトツギを取り巻く環境

中小企業庁の調査(※2)によると、全国の中小企業の経営者(個人事業主)の年齢構成比は70歳代が最も高く、中小企業の経営においても高齢化が進んでいます。

また、事業承継の意向については、親族内承継を考えているという回答が全体の1/4以上を占めており、事業を継続する予定はないという回答がそれに続いて多い結果となっています。

アトツギ総研が全国の若手アトツギを対象に行った調査(※3)によると、事業承継するかどうか検討する際に重視したこと及び、事業承継において苦労しそうなことについて「事業の将来性」という回答が半数ほどを占め、事業承継にあたり新規事業の必要性について言及する回答が多く見られています。

 

■アトツギによる「Makuake」活用事例

当社が運営するアタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」は、事業者が自社の新商品や新サービスを開発背景や自社のストーリーとともに発表し、応援購入(※4)してくれるサポーターを募るプラットフォームです。

製造業から農林水産業、サービス業など多様な業種の事業者が利用しており、全国各地のアトツギが新商品や新ブランドを発表するなど、新しいチャレンジの場としても使われています。

 

◯株式会社ナンガ(滋賀県・ダウンメーカー) 

三代目の横田智之氏は、寝袋などのアウトドアアイテムの製造で培った技術やノウハウを用いて、原点回帰である家庭用の布団レーベル「GOOD SLEEPING」を立ち上げる際にも「Makuake」でプロジェクトを実施しました。
同社の前身が1941年創業の布団メーカーであることや、自社の従業員向けに限定生産していた布団が好評で、一般の方にも届けようという声が上がり商品化に向けて動いたという開発の裏話をプロジェクトページ上で伝え、4,000万円を超える応援購入総額を記録しました。

 

◯ワシオ株式会社(兵庫県・機能性ウエア他の開発製造販売) 

特殊防寒肌着「もちはだ」シリーズを展開する同社のアトツギ 鷲尾岳氏は、独自の技術であり特許も取得している起毛技術を活用し、肌着とトップスの役割を兼ね備えた新商品のプロジェクトを「Makukae」で実施しました。
従来は肌着を中心に商品展開をしていたことからターゲット層が限られていましたが、「Makuake」実施後ファッション性を意識した新商品を続々と開発し、若い世代を含め幅広い年代に向けて「もちはだ」を届けています。
また、BtoCだけでなく、ファッションブランドからの問い合わせや協業の話も増え、BtoBビジネスにも良い影響があるといいます。

 

◯株式会社インターナショナルシューズ(大阪府・婦人靴製造販売) 

アトツギの上田誠一郎氏が立ち上げた、同社初の自社ブランドとしてユニセックスのレザースニーカーブランド「brightway」のファーストプロダクトを「Makuake」で先行予約販売しました。
上田氏は、「Makuake」のプロジェクトを通して、自社の想いや商品のこだわりを伝え、応援購入したサポーターへリターンを届けた後も履き心地のヒアリングを行うなどコミュニケーションを取り続けることで、直接エンドユーザーの声を聞くことができ、より売場やエンドユーザー目線に近づくことができたといいます。
また、「Makuake」のプロジェクト実施中は応援購入状況や応援コメントを誰でもリアルタイムに見ることができるため、社員の士気向上にもつながった他、プロジェクトページは終了後も残るため、実績として活用することができたと振り返ります。
「Makuake」で「brightway」のプロジェクトを実施したことにより、百貨店やセレクトショップなどで取り扱いが決定した他、OEMなどのBtoBビジネスの新規相談も多く寄せられ、取引先の拡大につながるなど、会社全体にプラスの影響を生み出すことができたようです。

その他にも九州地域では、福岡県によるアクセラレーションプログラム「ISSIN」と連携してアトツギが開発した新商品を「Makuake」上にまとめて掲載するなど、日本各地において新しい商品を生み出し、広げていくサポートを行っています。

今後も当社は、全国各地の中小企業による新商品・新サービスを生み出すための挑戦を積極的にサポートし、「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」を目指します。

 

(※1)イベントURL:https://atotsugi-pitch-2022-ippankanran.peatix.com/
(※2)「令和3年 中小企業実態基本調査(中小企業庁)」より引用:https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220330005/20220330005-1.pdf
(※3)「【最新版】若手アトツギ意識調査~事業承継におけるリアルな課題~(アトツギ総研)」より引用:https://take-over.jp/archives/labo/1394
(※4)「応援購入」とは、共感や応援の気持ちを込めて、ものや体験を購入する行為のことです。「Makuake」では、実行者がそれぞれのプロジェクトで開発ストーリーなどとともに発表する新商品や新サービスについて、サポーターが共感したり応援の気持ちを込めてその商品やサービスを購入することを「応援購入」と呼んでいます。

 

■一般社団法人ベンチャー型事業承継 概要
ファミリービジネス(同族企業)の承継予定者(アトツギ)に特化した新規事業開発支援団体として2018年に設立。「アトツギベンチャーを日本のカルチャーとして定着させる」ことをミッションとし、国や全国各地の行政、金融機関などと連携して、アトツギの新規事業開発支援に取り組む。オンラインサロン「アトツギファースト」を主宰。
事業内容:新規事業開発を目的にした若手後継者対象のオンラインサロンの運営及び教育プログラムの実施、ベンチャー型事業承継事例の収集・蓄積・発信及び政策提言
URL:https://take-over.jp/

 

■「Makuake」サービス概要
サービス名:アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」
「Makuake」は、プロジェクト実行者が開発背景などのストーリーと共に発表する新商品や新サービスを、サポーターが応援の気持ちを込めて先行購入することができる、「アタラシイものや体験の応援購入サービス」です。全国約100社の金融機関との連携により日本各地の事業者が活用しているほか、国内外の流通パートナーとも連携し、プロジェクト終了後も事業が広がるよう支援しています。また、プラットフォームとしてプロジェクト実行者とサポーター双方の利便性と満足度向上を目指し、プロダクトの改善や新機能の開発に注力しています。
Web URL:https://www.makuake.com/
iOSアプリ:https://apps.apple.com/jp/app/id1274816320
Androidアプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ca_crowdfunding.makuake_android

本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
株式会社マクアケ  広報担当
press@makuake.co.jp
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